2014年10月19日日曜日

銀とロジウムの合金ナノ粒子がPdと同様の特性を有する謎

このブログでテーマとしている常温核融合との関係は分かりませんが、驚くべき研究成果だと思います。原子番号が-1(Rh:ロジウム)と+1(Ag:銀)の元素を融合させると、ちょうど真ん中の元素(Pd:パラジウム)と似た性質を持つとは、子供の頃に考えそうなことですが、起こりえないと学習してきたことでもあります。

これこそ、言葉通りに解釈すれば「常温核融合」ですね(笑)。プレスリリースから引用します。

水素吸蔵特性をもつAg-Rh合金ナノ粒子の電子構造の初観測
~Ag-Rh合金ナノ粒子がPdと同様の特性を有する謎の解明を目指して~
平成26年10月16日
物質・材料研究機構、京都大学、九州大学、科学技術振興機構(JST)
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20141016/
元素の周期表中でPdの両隣りにあるRhとAgは、双方とも水素を吸蔵する能力を持っていません。バルクでは合金になり得ないAg-Rhは10数ナノメートルの大きさにして初めて合金化することができ、AgとRhが1:1のAg0.5Rh0.5合金ナノ粒子は水素を吸蔵する性質を示します。その水素吸蔵容量は、代表的な水素吸蔵金属であるPdナノ粒子のおよそ半分にも達します。
Ag-Rh合金ナノ粒子は、AgとRhが微視的に分離した混合物ではなく原子レベルで混成しており、その電子構造はPdの電子構造と極めて類似していることがわかりました。Ag-Rh合金ナノ粒子に水素が吸蔵されるという事実は、この電子構造の類似性と関係していると考えられます。
ABSTRACT 
The valence band (VB) structures of face-centered-cubic Ag-Rh alloy nanoparticles (NPs), which are known to have excellent hydrogen-storage properties, were investigated using bulk-sensitive hard x-ray photoelectron spectroscopy. The observed VB spectra profiles of the Ag-Rh alloy NPs do not resemble simple linear combinations of the VB spectra of Ag and Rh NPs. The observed VB hybridization was qualitatively reproduced via a first-principles calculation. The electronic structure of the Ag 0.5Rh0.5 alloy NPs near the Fermi edge was strikingly similar to that of Pd NPs, whose superior hydrogen-storage properties are well known.
以上

2014年10月15日水曜日

The Energy 2.0 Society~常温核融合利用推進NPOが設立される

The Energy 2.0 SocietyというNPOが立ち上がりました。E-Cat Worldを運営しているFrank Aclandさんもボードメンバーに入っています。
以下のホームページの文章を勝手に和訳してお伝えします。
http://energy2point0.org/


以下が勝手な和訳です。
-------------------------------------------------------------
近年、物理学と工学の分野で画期的な発見があり、クリーンで安全かつ経済的に膨大なエネルギーを生産できるようになろうとしています。


このエネルギー源は何でしょうか? 2つの一般的な名称があります。低エネルギー核反応(LENR)と常温核融合(Cold Fusion)です~とはいえ、実際には、このエネルギーが発生するメカニズムはまだ解明されていません。私たちが知っているのは、特定の条件下で、水素がニッケルやパラジウムのような特定の金属と結合する時に、有害な廃棄物や放射線の発生の無い反応が起こり、どのような化学反応よりもはるかに多くのエネルギーが生成されるということです。

The Energy 2.0 Societyは、エネルギーのこのクリーンで効率的なエネルギー源についての認知を高め、すべての人々の生活の質を向上させるために利用を促進する事を目的とする非営利団体です。
-------------------------------------------------------------

The Energy 2.0 Societyでは、寄付、ボランティア、アイデア/提案を受け付けています。趣旨に賛同する方は、ぜひ参加を考えてみては如何でしょうか。私も週末くらいに落ち着いて英文メールを書こうかと思います。

また、代表者のTom Wind氏は、早速、10月20日にニューヨークにあるオレンジ・カントリー・コミュニティ・カレッジ(Orange County Community College)にて、常温核融合の説明会を開くとのこと。活発な活動で早く正しい認知が広がるよう期待したいですね。

以上


2014年10月13日月曜日

E-Catの革命的な性能を示すラゴンプロット

Alan Fletcher氏は公開のWebやメーリングリスト上でE-Catの実験データの妥当性の検証にずっと注力されていて、その成果は http://lenr.qumbu.com/ にまとまっています。
今回のE-Catの第三者検証レポート第二弾の公表を受けて、E-Catのエネルギー源としての性能を「ラゴンプロット」と呼ばれる図の上に表してくれました。


上の図の緑と赤の印がE-Catの性能です。今回の検証ではE-Catの総重量は452gで燃料を1g消費したので、それぞれの条件で緑と赤の印が付けられています(重量当たりのエネルギー密度と出力密度を表したものなので、どちらの重量を採るかで位置が変わります)。

左の下の隅にごちゃごちゃと固まっているのが、従来の化学反応を使ったエネルギー源です。右上に行くほど、優れた性能を持ったエネルギー源という事になるので、燃料消費だけを見た緑の点をE-Catの実力だと思うと、E-Catがエネルギー源として如何に優れているか理解できます。核反応は化学反応に比べて6桁くらい高いエネルギーを放出するので、当たり前と言えば当たり前なのですが、それが500グラム足らずの小型の装置で安全に実現できてしまうのは驚異です。これこそ、常温核融合が破壊的テクノロジーと言われる所以です。

ちなみに、ラゴンプロットは電池の性能を表すのにも用いられます。例えば、以下のように用いられていて、やはり右上の方に進化させるのが技術の課題になっているのです。



以上

材料研究機構による岩村康弘博士の元素変換実験の追試

元素変換 現代版<錬金術>のフロンティア」を読んで、以下の研究報告書があることを知りました。岩村博士の元素変換実験の追試に相当し、更に収量を上げるための要因を見出そうとしています。概要の部分を引用します。


https://kaken.nii.ac.jp/pdf/2012/seika/C-19_1/82108/22560744seika.pdf
科学研究費助成事業(科学研究費補助金)研究成果報告書
平成25年 6月 17日現在
機関番号: 82108
研究種目: 基盤研究(C)
研究期間: 2010~2012
課題番号: 22560744
研究課題名(和文) 重水素透過誘起希土類元素生成反応の現象理解と収率向上
研究課題名(英文) Clarification and yield enhancement of deuterium-permeation-induced generation of rare earth elements.
研究代表者
 西村 睦(NISHIMURA CHIKASHI)
 独立行政法人物質・材料研究機構・水素利用材料ユニット・ユニット長
研究者番号: 20344434
研究成果の概要(和文):
重水素透過誘起元素生成反応で用いられてきた複合膜の重水素透過特性を明らかにした。ガス透過法で、圧力が高いほど生成物の収率が向上することを明らかにし た。電気化学的に重水素透過した試料を SIMS および ICP-MS 法で分析し、133Cs から質量数 139,140,141,142 の物質への変換を示唆する結果が得られた。また W をイオン注入した複合膜においては、質量数 190 の物質への変換を示唆する結果が得られた。
研究成果の概要(英文):
Deuterium permeation characteristics were determined for composite membranes used in transmutation reaction by deuterium permeation. Higher deuterium gas pressure resulted in higher yield of transmutation. Surfaces of electrochemically deuterium-permeated samples were analyzed by SIMS and ICP-MS. Peaks of Mass number 139, 140, 141, 142 were clearly observed in deuterium-permeated samples with 133Cs implantation. Peak of mass number 190 was observed in deuterium-permeated samples with W implantation.
この報告書では、パラジウム層を含む多重膜に重水素を透過させて、その際に、表面に注入したセシウムとタングステンからどのような元素が生じるかを定量的に分析しています。
セシウムの場合だと、以下のように質量数139,140,141,142あたりの元素が現れていると報告されています。


また、タングステンの場合だと、以下のように質量数190の元素の増加がシャープに現れていると報告されています。


これまで、日本の常温核融合研究では、豊田中研による追試しか行われていないと思っていたので、私にとっては新たな情報でした。この本に感謝したいと思います。

それにしても、このような重要な研究に科研費がたった442万円しか支出されていないのは、納税者としては不満です。未来の無い原発関連の研究費用を削って、もっとこちらに研究費を増やすべきだと思います。また、この報告書のPDFファイル内のテキストが検索対象となっていない事にも不満です。広く検索できるように、テキスト情報を付けた状態で公開すべきだと思います。


以上

2014年10月12日日曜日

元素変換 現代版<錬金術>のフロンティア

2014年10月9日に角川EPUB選書として、「元素変換 現代版<錬金術>のフロンティア」という本が発行されました。著者は吉田 克己さんというダイアモンド・オンラインで企画・執筆をされている方で、常温核融合研究者として有名な三菱重工業の岩村康弘博士が「協力」という形で関わっておられます。
一般の読者向けに、岩村博士の研究してこられた元素変換の研究の足跡をたどるのが主な内容となっています。早速買ってきて読んでいるところです。Kindle版が出ると知っていればKindle版にしたのですが、先週頭に予約したので紙の本を買ってしまいました。EPUB選書と銘打っているのだから待っていれば良かった(笑)。Amazonで入手できます。


Amazonにあった内容紹介から引用させていただきます。中身については、ちょっと納得できない所もあるのですが(笑)、それについては後日時間があれば書かせていただきます。一般向けの常温核融合研究に関する書籍として貴重なものだと思います。お勧めです。
内容紹介
放射性元素を無害な元素に変換? 安価な金属からレアメタルを生成? 「元素変換」研究の第一人者である岩村康弘氏(三菱重工)への徹底取材を通じて、とてつもない可能性を秘めた現代版〈錬金術〉の最前線を追う! 
内容(「BOOK」データベースより)
ありふれた金属を貴金属に変換することができたなら?―古くから人々が憧れを抱いてきた“錬金術”が現実のものとなりつつある。三菱重工で「元素変換」研究を続けてきた岩村康弘に徹底取材し、テクノロジー化を目前に控えたこの現象の可能性を探る。放射性セシウムの無害化、レアメタルなど希少元素の生成、エネルギー源としての利用など…「元素変換先進国・日本」に開かれた未来像とは?
以上



2014年10月11日土曜日

常温核融合装置E-Catの第三者検証レポート第二弾への大きな反響

ロッシ氏の常温核融合装置E-Catの第三者検証レポート第二弾が公表された件について、この2日ほどの間に、E-Cat Worldだけでなく、多くのブログやネット記事で取り上げられています。
忘れない内にメモ代わりに記事へのリンクを並べてみました。
まだメジャーなマスメディアでは取り上げられていませんが、この報道の多さは、第一弾の時とは大きな違いです。

Mats氏のブログ


Next Big Future



ELFORSK社もCEOの談話を発表



ExtremeTech



The Peak Oil Crisis



New Energy Foundationからのプレスリリース



Network WorldでMark Gibbs氏の記事



Tom Darden氏へのインタビュー記事。氏は、大気汚染対策となることを強調。




 以上

2014年10月9日木曜日

常温核融合装置E-Catの第三者検証レポート第二弾~過剰熱と元素変換

とうとう、待ちに待った常温核融合装置E-Catの第三者検証レポート第二弾が公開されました。最初に最も詳しく内容を伝えたのは、スウェーデンの科学ジャーナリストであるMatsさんのブログのようです。論文自体は、ここ(53ページのPDF文書)にあります。


上記のMatsさんの記事に貼られている写真は、新しいE-Catのものです。アルミナで作られていて、以前のものよりずっと細くなっています。

まだ読めていませんが、Matsさんの記事等で分かるレポートの特長は以下の通りです。

  • 予想通り非常にポジティブな結果です。
  • 第一弾の検証では過剰熱測定が中心でしたが、今回の検証では、過剰熱測定に加えて、反応が起こる前後の元素分析が行われています。
  • テスト期間は32日間。入力したエネルギーの3.2倍から3.6倍のエネルギーが出力されました。1グラムの燃料で1.5メガワット時のエネルギーが出力されたことになります(※1グラムの精度は不明です。たぶんレポートを読めば分かる筈です)。
  • 元素分析によって、反応の前後で、大きな同位体構成の差が検出されました。分析は5種類の異なる方法で実施されたとのこと。
  • このレポートは、オープンな論文公開場所であるArxiv.orgに投稿されたが、まだ公開はペンディングになっているそうです。同時に物理の論文誌「Journal of Physics D」にも投稿してあるとのこと。

このレポートの公開については、既に幾つか以下のような記事が出ています。
重要な結果が公開されたのは嬉しいのですが、まだ腑に落ちない点があります。
なぜ、このノーベル賞発表週間に公開したのか? 今週は、おそらく世界中の科学ジャーナリストはノーベル賞の発表に張り付いていて、常温核融合ウォッチャー以外の世間からすると、ひっそりと公開されたレポートなど全く注目されないでしょう。そういう事が分かっていて、この週に出してくるには何か意味があるのではないでしょうか。
また、レポートのAcknowledgementに、「This paper was partially sponsored by the Royal Swedish Academy of Sciences, and Elforsk AB.」という記載があるのも気になります。ノーベル賞を選考しているスウェーデン王立科学アカデミーがスポンサーに入っているのです。単なるレポートの公開だけではない何かが予定されていると期待したいところです。

以上

2014年10月7日火曜日

ノーベル物理学賞の行方~発表は日本時間10月7日18:45

【追記10月7日夜】 予想が外れて残念です。でも、日本出身の3名の科学者が青色LEDの功績で物理学賞を受賞されたのは嬉しいですね。18:25頃からYouTubeで生放送を見ていたのですが、会見が始まると殆ど前置きも無く、すぐに発表されるのにビックリしました。
さて、10月8日は化学賞の発表です。もう一回、少し期待しながら再度生放送を見てみたいと思います。諦めが悪いですね(笑)。【追記終了】

2時間ほど前までは考えてもいなかったのですが、突然思いついて妄想が膨らんだので(笑)、今年のノーベル物理学賞が発表される10月7日(火)18:45になる前に書き込んでおきます。

もしかすると、ノーベル物理学賞を、アンドレア・ロッシ氏とスタンレー・ポンズ博士が受賞するのではないかと大胆に予測してみました。同時にE-Cat HTの第三者検証レポート第二弾も公表されると予想します。

常温核融合の発見はノーベル賞に値するものだと思います。いつかは常温核融合研究者の誰かが受賞するでしょう。でも、こんなに早く受賞が決まることは無いと思っていました。まだ学会の主流で認められていないからです。また、受賞するとしたら「研究者」であって、ロッシ氏ではないだろうとも思っていました。ご存知のように、ロッシ氏は「発明家」と見る方が合っていて、実ビジネスで結果を出すのが彼の目標だからです。

しかし、今年の受賞もありうる・・・と思い始めました。夜も更けて妄想が絶好調なうちに根拠を挙げてみます。明日の夜に外れていたら笑ってご容赦ください(笑)。

  • 既にお伝えしたように、常温核融合ウォッチャーの間では、10月上旬にロッシ氏の常温核融合装置E-Cat HTの第三者検証レポート第二弾が公表されるとの観測が強まっています。噂も含めて根拠となる情報は、E-Cat WorldのE-Cat Report Watch Threadにまとまっています。
  • 10月上旬にある科学技術系の最大のイベントというと・・・ノーベル賞の発表でしょう。常温核融合によるエネルギー炉は、「第二の火」とか「新しい火」と言われる事があります。人類にとって、「火」の発明に匹敵するほどの大きな事件だという意味が込められています。それを考えると、疑いなく現象が確認されたのなら、一般には予想されないような突然の受賞という極めて例外的な取り扱いもあって良さそうです。
  • 上記Watch ThreadのUpdate #30 (October 6, 2014)に面白い情報がありました。インサイダーと見られる人から、「こんなに多くのレビュアーが関わったのを見たことがない」という書き込みがあったのです。真偽不明の情報ですが、これを信じると、一つの検証レポートになぜそんなに沢山のレビュアーがいるのか不思議です。もしかして、ノーベル賞の選考委員(またはそこから委託された人たち)が関わっていたのではないでしょうか。
  • 現在まで、公表の方法については殆ど情報が流れていませんでした。しかし、Watch ThreadのUpdate #28 (October 5, 2014)に、インサイダーと見られる人からの真偽不明の情報として、「サイエンスやネイチャーではない。非常に長いレポートを掲載できるところになる」という書き込みが紹介されました。サイエンスやネイチャーなど、今まで常温核融合の論文を拒否してきた著名誌に載るというのは、あり得る仮説だと思っていたのですが、(この情報を信じるならば)違ったようです。でも、大学など公的な研究機関が絡んでいるならば、如何様にも方法はありそうです。
  • 前の記事で紹介した、常温核融合を取材してきたMats Lewan氏が先週末からローマに滞在しているという情報があります(Watch Threadの#comment-1618588346)。Mats氏は今週にも第三者検証レポートの発表があると発言した本人です。そんな大事な時に何のためにローマに滞在しているのでしょうか? 想像ですが、ロッシ氏もイタリアにいるのではないでしょうか?(本拠は米国ですが、しょっちゅう欧州には出張しているようです)。そして、ロッシ氏の受賞会見がイタリアで開かれるのではないかと・・・妄想してみました。
  • 受賞会見にふさわしい場所は2011年1月に最初に公開実験が行われたボローニャ大学ではないでしょうか。E-Catはこの実験から世界に知られるようになりました。
    素人が知りたい常温核融合: Focardi氏とRossi氏の常温核融合公開実験
    http://amateur-lenr.blogspot.jp/2011/01/focardirossi.html
  • ノーベル賞を受賞するための要件は「生きていること」です。賞に最もふさわしいと思われる、マーチン・フライシュマン博士は他界されました。また、ロッシ氏の共同研究者であり、E-Catの開発に多大な貢献があったSergio Focardi博士も他界されました。ロッシ氏の業績を認めて賞を贈るなら、フライシュマン博士の共同研究者であったポンズ博士にも贈るのが妥当だと思います。
  • 一回目の第三者検証のスポンサーとなったのは、スウェーデンのELFORSK社でした。この会社は、スウェーデンの大手エネルギー企業であるバッテンフォール社からも出資を受けている研究機関です。そして、一回目の検証レポートには、複数のスウェーデンの大学の研究者が関わっていました。そう、ノーベル賞を授与している国、スウェーデンとは浅からぬ縁があるのです。

とりとめなくなってしまいました。並べて見ると、やはり論拠は弱いですね。
でも、もう一つ、付け加えましょう。第二回目の第三者検証の結果を見た科学者は、この結果の重大性を見抜き、どう考えるでしょうか? 徹底的に検証して、それでも確信が持てたなら、一刻も早く世界に届けたいと思うのではないでしょうか? この発見は人類の未来を確実に変えます。たぶん、良い方向に。科学者達が最速・最善の方法を選んだら・・・こういう結論になるような気がします。

期待して寝ることにします。

以上

2014年10月3日金曜日

オクトーバーサプライズとなるか? E-Catの第三者検証レポート

常温核融合に関する大きな発表が9月にあると私は予想(期待)していたのですが、残念ながら外れてしまいました。
しかし、9月30日には、E-Cat WorldのFrank Aclandさんが、2~3週間のうちにE-Catの第三者検証レポートの第二弾が公表されるだろうとの予想を明らかにしました。

After the E-Cat Report
http://www.e-catworld.com/2014/09/30/after-the-e-cat-report/

また、スウェーデンの科学ジャーナリストで、E-Catやロッシ氏を取材してきたMats Lewan氏もツイッターで、第三者検証レポートが1週間かそこらで公表されるだろうとの予想を述べました。

E-Cat Report Watch Thread (Update #27 — Mats Lewan: Report in a Week or so — “Prepare”)
http://www.e-catworld.com/2014/10/01/e-cat-report-watch-thread/

さらに、Mats Lewan氏は、自分のブログで著作である「An Impossible Invention」の第二版を準備中であると明かし、この第二版の中には第三者検証レポートについての記述も含まれているので、レポートの公表を待っている所だと述べました。


常温核融合関連の多くの情報源を持つFrankさんとMatsさんが同じく10月の上旬を指し示しています。いよいよ発表されるのでしょうか。それがどのような形で行われるのか、期待を込めて待ちたいと思います。

ちなみに、Matsさんの「An Impossible Invention」のKindle版が出ています。日本のAmazonでも購入できるので、第二版の登場が近いというのに思わず買ってしまいました。この本が出た時に買おうと思ったのですが、ちょっと面倒だったので伸び伸びになっていたのです。


以上