2015年4月12日日曜日

トム・ダーデン氏がICCF-19のオープニングセッションに登壇

4月13日(月)から始まるICCF-19のオープニングセッションに、チェロキー投資組合のトム・ダーデン氏が参加することが分かりました。チェロキー投資組合は、ロッシ氏のE-Cat技術を獲得したインダストリアル・ヒート社を設立しており、実質的にE-Catビジネスのオーナーだと思われます。

トム・ダーデン氏については、これまで、中国天津の常温核融合研究センター設立に関わっている等、外から観測された情報が流れることはありましたが、本人は何も対外的に発表してきませんでした。ICCF-19で何を話すのか非常に興味を惹かれます。


ロッシ氏のブログでは、E-Cat WorldのFrank Aclandさんと以下のようなやりとりが行われており、少なくともロッシ氏もトム・ダーデン氏がICCF-19に登壇することは認識していると分かります。
Frank Acland
April 11th, 2015 at 12:06 PM
Dear Andrea,
I was pleased to learn that Tom Darden will be speaking at the ICCF conference in Padova next week. Is he well briefed on the performance level of the E-Cat plant? — I am sure he will be getting plenty of questions.
Kind regards,
Frank Acland
--------------------------------------
Andrea Rossi
April 11th, 2015 at 2:02 PM
Frank Acland:
of course he is briefed.
Warm Regards
A.R.
Frankさんの質問の意図は、既に実働しているとロッシ氏が言っているE-Cat(低温版)の1MWプラントの稼働状況(性能)をトム・ダーデン氏が発表するのか、という確認でしょう。しかし、ロッシ氏は明言せず、ぼかして回答しているように思えます。

この1MWプラントでは、何らかの技術的な工夫により、入力エネルギー無しに出力エネルギーが発生し続けるセルフサステインモード(SSM)の期間が長くなっていると再三ロッシ氏が発言しています(E-Cat Worldの記事に継続的なフォローがあります)。4月9日にはロッシ氏から殆どSSMになったとの連絡があったそうです(「The Lady E-Cat 1MW is stable and the COP is very high, because we are mostly in ssm mode. I am writing from inside the computers container.」)。

但し、この件に関しては一切のデータが公開されておらず、ロッシ氏が言ってるだけの状態にあります。もし、具体的なデータが公開されるならば、影響は非常に大きいと思います。期待して待ちましょう。

以上

0 件のコメント:

コメントを投稿